ターンオーバー
肌の新陳代謝のことをターンオーバーと言い、おおよそ28日周期で人の肌の組織は入れ替わると言われています。
ご存じのように肌には階層があり、ターンオーバーは肌の基底層という部分から順次行われていきます。
基底層の細胞が細胞分裂 → 分裂した細胞がその上の層に上がる → 最終的に一番上の層に辿り着き、剥がれ落ちるという仕組みとなっています。
肌を構成する階層
ターンオーバーが始まる層は「基底層」と呼ばれ、メラニン色素が作られているケラチノサイトやケラチンなどから作られています。
この基底層の上に存在しているのが「有棘層」であり、細胞間の隙間にはリンパ液が流れていて表皮細胞に栄養を与えています。
有棘層の上は「顆粒層」となっており、肌の水分を保つ為に大切な成分である細胞間脂質などを作っています。
そしてターンオーバーが一番最後に行われる部分が「角質層」になります。
角質層の表面には脂分や汗が存在しており、この二つが混ざり合うことによって肌を守ってくれているのです。
角質層がある事によって、肌のダメージは少なくて済むのですね。
基底層から始まったターンオーバーは角質層まで伝播し、不要になった角質の細胞がアカとなって剥がれ落ちます。
この間はおよそ28日間ですが、生活習慣の乱れなどにより崩れてしまうことがあり、周期の崩れは肌荒れなどを引き起こす原因となります。